2016年10月26日水曜日

市民の声に応える“本気の共闘”を!!

 日本共産党の小池晃書記局長は24日、国会内で記者会見し、23日投開票の衆院補欠選挙(東京10区、福岡6区)での民進党の対応について、この間の4野党(共産、民進、自由、社民)間の合意に照らして「今回の補選のたたかいぶりはどうだったのか、速やかに4党書記局長・幹事長会談を開き、この間の経過について率直で真剣な検討を行うよう求めていきたい」と述べました(しんぶん赤旗,25日付)。

 小池書記局長は、5日の4野党書記局長・幹事長会談では、民進党から同党公認候補者への一本化と「勝利のためにできる限り協力してほしい」という申し出があり、日本共産党は自らの公認候補を降ろすという対応をとったと指摘。その際、安保法制=戦争法の廃止、立憲主義の回復をはじめとする安倍政権に対決する旗印を確認するとともに、野党が共同提出した15法案の内容の実現を目指すことも含めて合意していたことに言及。「この中身を旗印としてたたかうことを確認した。その4野党書記局長・幹事長会談の合意に照らして、今回の補選のたたかいぶりはどうだったかが問われる」「政党間の信義にもかかわる問題だ」と述べ、補選での民進党の対応について率直な検討を求めました。

 東京10区補選では4野党党首クラスがそろった街頭演説に民進党は同党候補者を参加させない対応をとりました。報道などでは連合の動きがあるともいわれていますが、率直にいって、今回の補選での対応は「野党は共闘して安倍政権の政治を変えてほしい」と願う市民の声に背を向けるものだといわなければなりません。立憲4野党は安倍政権を打倒するため国政選挙でできる限りの協力をするという到達点に立っています。米山隆一新潟県知事はしんぶん赤旗のインタビューに応え、「市民も野党も違いを認めて尊敬し合い、協力している姿が見えれば『じゃあ、おれも』と輪が広がっていく」と市民と野党の共闘の意義を語っています。共闘はお互いの違いを認め合い、信頼し尊敬し合ってこそ大きな力を発揮するものだと思います。

 藤沢市議会でも安保法制の問題では「議員有志の会」をつくって、私たちも民進党の議員といっしょに街頭宣伝をさまざまな局面で行ってきました。個人の尊厳を踏みにじる安倍政権の政治を変え、国民が主人公の新しい日本の政治をつくるために、国政と地方政治を結んで、地域から市民と野党の共闘をこれからも大きく広げていきたいと思っています。

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