藤沢市民会館大ホールで弁士に市田忠義参議院議員を迎え、日本共産党演説会を15日、開催しました。私も訴えさせていただきました。以下は訴えの全文です。前半戦の告示まで残り1ヶ月あまり。やるべきことをやり抜いて必ず勝利を勝ち取りたいと思います!
ーーー
みなさん、こんにちは。私は4月のいっせい地方選挙で加藤なを子市会議員の後継として藤沢市議会に挑戦する日本共産党みむら耕太郎です。
11日で、東日本大震災と原発事故から4年目を迎えました。大学在学中に3.11が起こり、私は「3.11からの復興」をテーマに卒業論文を書きました。卒論の取材のために訪れた福島で出会った、飯舘村のおじいさんの「あの時死んでおけばよかったな」とつぶやく言葉に胸がつぶれました。人間をボロ雑巾のように放置する社会を変えたいと心から思い、私は大学卒業後、共産党の専従活動家として生きていく決意をしました。
だから、私は福島を切り捨てにして、原発再稼動へと暴走を続ける安倍政権を許すことはできません。藤沢市は自らが核兵器廃絶の先頭にたつことを銘記した平和条例をもつ自治体です。私は福島の人々と連帯し、核兵器も原発もいらないの声をあげ、平和条例がいきる藤沢市政をつくるためにがんばります。
戦後70年の今年。私は「憲法を活かす政治」への転換の年にしたいと思います。しかし、安倍首相は来年夏の参議院選挙後にも、憲法改正のための国民投票を実施したいと表明しています。この動きに呼応して、昨年12月の藤沢市議会でも自民党保守系議員から出された、改憲への地ならしである「国会での憲法論議の推進と国民的議論を求める国への意見書」が可決をされてしまいました。この憲法を壊す逆流と正面から対決して、市議会で反対討論を行ったのは日本共産党議員団だけでした。
この間対話になった、60代の女性さんは「夫は元自衛官で現役のときは中東へ何度も派遣された。安倍さんを見ていると本当にこわい。共産党には日本の平和を守るためにがんばってほしい」と話してくれました。私は安倍自公政権の憲法を壊す「戦争する国づくり」は許せないと官邸前に駆けつけて、同じ若い世代といっしょに「憲法まもれ」「戦争するな」と声をあげてきました。地方政治への憲法を壊す逆流の持込を許さないために、私は全力でたたかい抜きます。
みなさん、住民のくらしは「人間らしい最低限度の生活」さえ保障されていないのが現状です。80代の高齢者の方から「年金4万円と子どもの援助で暮らしている」と切実な暮らしの実態を聞きました。20代の大学生からは「試験があってもバイトを休ませてくれない」と若者を使いつぶすブラックバイトの実態を聞きました。
私は高齢者のみなさんが長生きをしてよかったと思ってもらえるよう、特養ホームの新設・増設をすすめ、ブラック企業規制条例を制定させ、藤沢からブラック企業を根絶し、若者が安心して働き、子育てができる藤沢市政をつくるためにがんばります。
今の藤沢市議会は市内5つの公団住宅の自治会から出された、家賃値上げをしないよう、国に対して意見書提出を求める陳情を否決し、「安心して住み続けたい」という団地住民の願いを受け止めず、子どもの医療費無料化の中学校3年生までの拡充にも冷たく背を向けています。住民のいのちと暮らしを守る藤沢市政実現のための財源は十分あります。藤沢市の財政力は全国786市中8位。貯金は92億円もあります。足らないのは市民の暮らしの実態に思いをはせようとする心だけです。
みなさん、日本共産党への1票は日本の平和と私たちのいのちと暮らしを守る1票です。藤沢から神奈川から安倍暴走政治をストップさせ、住民が主人公の政治実現へ、その先頭に立って来るいっせい地方選挙で必ず勝利を勝ちとる決意を申し上げ私の訴えとさせていただきます。ありがとうございました。