2018年12月12日水曜日

藤沢市独自の給付型奨学金制度拡充へ!ーー医学部・歯学部の奨学生枠を創設

藤沢市は独自に運用している給付型奨学金制度に新たに大学の医学部・歯学部に限定した奨学生枠を設ける方針を11日、市議会子ども文教常任委員会で明らかにしました。藤沢出身のソプラノ歌手白石敬子さんの遺志を受けて設置するものです。
19年6月から募集を始める予定で、対象となるのは年収400万円未満相当の世帯、生活保護利用世帯の子どもたち、児童養護施設の入所者または退所者となります。成績基準は原則として高校2年の学年末における評点平均が3・7以上で、20歳まで申請が可能です。対象者は年度当たり1人で入学準備金30万円のほか、学費月額6万円(いずれも限度額)を6年間支給します。奨学金制度の拡充は子どもの貧困対策にとって大きな前進です!
私は2015年4月の前回の統一地方選挙で藤沢市議会に送り出していただき、同年6月議会の初めての一般質問で藤沢市に対して、給付型奨学金制度の実施を求めていました。昨年4月から県内では初の給付型奨学金制度が始まったものの、本体部分の給付対象は年度あたり3名。今年度は17名の募集がありましたが、これでは経済的困難を抱える学生にとって狭き門です。基本的には全員が認められるようにするべきです。
一方で高校進学に対する奨学金制度は民主党政権が公立高校の無償化を実施した際、藤沢市は同制度を廃止してしまいました。子どもの貧困対策の充実を言うのであれば高校生に対しても給付型奨学金制度を実施するべきです。
今後も「お金の心配なく学びたい」と願う若者の声を市政に届け、奨学金制度の抜本的拡充を藤沢市に求めていきます。

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