自民党市議の提案による「国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書」が本会議最終日の19日、24対10で可決されてしまいました。これは憲法改正に向けた地ならしといっても過言ではなく、横浜市や秦野市でも同様の意見書が提案されています。
地方議会でのこうした「意見書」提出の背景にあるのが、「憲法改正を実現する神奈川県民の会」の存在です。同会の役員には国内の右派勢力である、日本会議や神道政治連盟などの幹部が就任しています。同会のHPには「安倍本格保守政権のうちに憲法改正を実現したい」と露骨に述べられています。同会は今年11月の結成大会で「平成28年の参議院選挙に合わせた国民投票をめざす」「地方議会決議を推進する」「1000万人賛同者拡大運動」を提起しています
今年7月にNHKが行った「平和観についての世論調査」では「戦後憲法9条が果たしてきた役割を評価しますか」という問いに国民の7割が「評価する」と答えています。私たちの意識の根底には憲法が深く根付いているといえるのではないでしょうか。また全国には7500をこえる「9条の会」が日常に憲法を生かす多彩な活動を展開しています。
いまこそ憲法の価値を学びとり、多くの市民のみなさんと共同して、壊憲策動を許さない草の根の運動をよりいっそう広げるために全力を尽くします!
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