2018年9月7日金曜日

ごみ屋敷対策条例制定を求める陳情が趣旨了承に!

私の所属する市議会厚生環境常任委員会が今日開かれ、市民の方から提出された藤沢市に「ごみ屋敷対策条例」の制定を求める陳情が共産党市議団を含む全会一致で趣旨了承となりました。

私はごみ屋敷対策はいわゆる「ごみ」の処分だけに視点をおくのではなくて、当事者への福祉的支援を基本に行うべきであり、当面は他自治体の動向を見ながら条例制定について慎重に検討するべきと主張しました。以下、賛成討論の中身を紹介します。

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陳情30第9号いわゆるごみ屋敷対策条例の制定に向けて市当局に対して働きかけを求める陳情に対する日本共産党藤沢市議会議員団の討論を行います。ごみ屋敷状態を生じさせてしまう背景には当事者の老化や疾病、障害、貧困などの様々な課題があり、共通するのは社会的孤立が背景にあるということです。一般的に支援の現場では、当事者の方々とまずお話しをするのに、何年もかかる場合もあり、市の説明にもあったように少しずつ信頼を得る中で、堆積したゴミの処分を納得してもらうという対応が図られています。本人の承諾を得ないまま、家の中に立ち入ることや、勝手に堆積物を処分するようなことを行うと、時間をかければ解決できるものを余計にこじらせることになります。そうした意味でごみ屋敷対策の基本は当事者への福祉的支援を中心に行うべきです。現在、ごみ屋敷対策条例を制定している自治体は県内でもまだまだ少数ですが、地域の課題解決に向けた一つの手段であると考えます。先行自治体の動向を注視し課題を整理しながら、ごみ屋敷対策条例の制定に向けて慎重に検討を図るべきと考えます。よって、陳情30第9号については趣旨了承といたします。

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