2020年5月22日金曜日

藤沢市 新型コロナウイルス対策 独自施策の実施、拡充を!

藤沢市議会5月臨時会の本会議が20日行われ、この間共産党市議団に寄せられた市民の声を紹介しながら、藤沢市の新型コロナウイルス対策の拡充を求めました!

質疑で藤沢市の新型コロナウイルス感染拡大防止協力金の申請が5月19日時点で66件、支払い手続きが完了した事業者は20日時点で1件にとどまっていることが明らかになりました。

この問題では市内で居酒屋を営む方から「国、県、藤沢市の補償の申し込みをしています。持続化給付金、県の休業協力金、は申し込み初日に申請を出しましたが、なんの連絡もなく、問い合わせをしても、いつ入金になるかもわからないとの回答です。うちのような弱小企業は、1ヶ月以上も休業していたら、全く収入もなく倒産の道しかありません。とにかく急いでください」と切実な訴えが寄せられています。

市は「最大限、迅速に事務処理に努めていく」としていますが、行政の申請主義に基づく「平時の対応」を見直し、あくまで現金をただちに必要な事業者に届ける、必要な申請は事後に行うという対応を検討するべきです。加えて、神奈川県が第2次の協力金を休業要請の対象外の事業者にも支給する方針を示していることから、藤沢市の第2次の協力金支給、家賃支援を求めましたが、「国や県の動向を注視していく」として明確な回答がありませんでした。

藤沢市の新型コロナウイルス感染については5月4日に56例目が確認されて以降、感染者はゼロが続いています。質疑では、次の感染拡大の波に備えるという点からPCR検査をはじめ検査を抜本的に増やし、感染の全体像をつかむことが必要と述べ、国や県にも財政支援を求め、PCR検査センターの拡充を進めるべきと主張しました。市保健所長から「開設期間を5月末まで延長して、検査を実施していく」「6月以降については設置場所等を含めて医師会と協議を進め、実施の継続を検討していく」と答弁がありました。

一人10万円の定額給付金については4月28日以降に生まれた新生児は対象外となっている問題を取り上げました。この問題では市内の30代の妊婦さんから「今は給付金以外何も助けがなく、貯金を切り崩しながらの生活をして妊婦健診を受けているので、このままだと子どもが産まれる前に底を尽きてしまいます」という訴えが寄せられました。相模原市では妊婦の方へ3万円の臨時給付金を支給するという独自施策がはじまっています。藤沢市でも妊婦の方に対する支援策をと求めましたが、市から明確な答弁はありませんでした。

引き続く、6月議会でも独自施策の実施を求めていきます!


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